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子宮内膜症経過観察&雑記ゆるブログ。

子宮内膜症&卵巣チョコレート嚢胞を振り返る~発覚からの治療編

まずは私が子宮内膜症と左卵巣のチョコレート嚢胞が見つかって、薬物療法するようになった経緯を書いていきます。

 

その前に子宮内膜症をざっくり説明すると、『子宮内にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、なぜか子宮外に存在する』

…という訳の分からない病気です。

存在するだけなら問題なさそうなんだけど、子宮内膜は増殖と剥離を繰り返してるので⁽つまりこれが生理⁾、他の臓器がそんなことしてたらまずいんですよね。
普通の生理は子宮からなので出るところがあるけど、卵巣にできた場合、卵巣内に溜まっていくっていう。
そして、卵巣にできた子宮内膜症をチョコレート嚢胞と呼ぶと。
強い月経痛、月経痛以外にも起きる下腹部痛なんかが主な症状で、卵巣に出来た場合はがん化する可能性もあるので結構怖いです。

 

子宮内膜症と卵巣チョコレート嚢胞が発覚

元々『28日に1度』という普通の周期で生理が起きたことがない私。
だいたい2~3か月に1度多めの出血が来る、といった生理不順を思春期の頃からかかえていました。

 

20代後半。アラサーに差し掛かった時期。
2~3年に一度生理が止まらなくなることがあり⁽1か月少量出血が続いたまま⁾、その時に婦人科を受診して止血剤を貰ってなんとかしてた頃があったのですが。
異常がないかとエコー検査をした時に、

「左卵巣にチョコレート嚢胞がありますね」

と。
この時に始めて、子宮内膜症とチョコレート嚢胞の存在を知ったのでした。
サイズは3.8cm。
主治医も特に重たい感じに言ってないのもあって、私の中ではあまり気にしていませんでした⁽出血のほうがしんどかった⁾。
急激に大きくなったら卵巣が破裂したり捻転するかもしれないから、定期的に検査はしたほうがいいとは言われてたけど。

 

3年前。強い下腹部痛からの薬物療法開始に至るまで

そしてそれから半年後。ある夜のこと。
晩ご飯を食べようと旦那と準備してたら、左の下腹部が急激に痛くなってきて。

生理2日目最高マックスレベルで痛い。というか、絶対超えてる痛み。
内臓が絞られるような痛み。痛さを10段階で表すと7か8⁽死にそうではないけど、放っておいたら死ぬかもしれない⁾。

これはやばいと思って、すぐに車で総合病院の救急外来に行きました。

受付後しばらくの待ち時間の後、診察室に入り、問診やら採血やら済ませてしばらく処置室で横になって待機。

痛みが出た後にロキソニンを飲んでいたんだけど、これが効いているのか、最初の痛みが緩和されてきて。
⁽痛いは痛い⁾

とりあえず「卵巣が破裂・捻転はしてないんだな」「死ぬほどのことでもないんだな」って当時思いました。

そしてCTを撮ったところ、大きな異常はなし。チョコレート嚢胞の大きさは5㎝になっていた。
なんでこんな特大の下腹部痛があったのかははっきりとはしてないけど、おそらく急激に大きくなった時に炎症を起こしたのではないかと。

ひとまず通っていた婦人科で今後も定期的に大きさを確認することに。
で、またまた半年後…そろそろ検査しないとなって時期に、月経痛が激痛。
少し前に来ていた生理はもちろん、終わった後がすごい痛い。
救急外来にお世話になった時ほどじゃないけど、それでもめちゃくちゃ痛いし、そもそも出血してないときに痛くなるのはもう異常。

婦人科に行ったら、大きさ7cm。どんどん大きくなってきて恐怖を感じる。
基本的には完治はしない病気なので、投薬か手術か、というところらしい。
手術は再発の可能性が高いからか進められず、ひとまずは薬物療法でってことで、ジエノゲストを飲むことになりました。


(続く)